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「きんいろモザイク Pretty Days」はむしろ「きんいろモザイク」を見たことがない人も見に行くべきでは?

この記事は, 「きんいろモザイク Advent Calendar」の2日目の記事です. 何を書こうか悩んでいたのですが, そういえば先日公開された「Pretty Days」について述べていないので, これについて書こうと思います.

www.kinmosa.com

tl;dr

「きんいろモザイク Pretty Days」, 原作を見ている方はもちろん, 見ていない方も楽しめる作品だと思いますので, 皆さん今すぐ劇場に足を運びましょう!


まずは総評を述べると「きんいろモザイク Pretty Days」, 上映後尊くて涙を流す程度に良かったです. 非常に良かった... 良かったシーン, 極まったシーン, たくさんありましたが, その辺り語ってしまうとネタバレになりますので, 皆さん是非劇場まで足を運んでみて下さい.

で, 今回見ていて思ったのは, これは「きんいろモザイク」という世界(?)への入り口として, 非常にお手軽な作品に仕上がってるのでは? というところ.

通常, こういった作品って, どうしても既刊の漫画であったり, 放送済みのアニメであったり, そういった所が前提として必要になってくること多いと思っていて, 映画単体だと「前提のストーリーがわからん!」みたいな感じになってしまうことが多いように思います.

「きんいろモザイク」のような, いわゆる日常系作品の場合, 主軸となるストーリーをなぞっていくより, キャラクター達の日々の日常を描くことが主軸と言えるでしょう. そのため, 「ストーリーの前提がわからないと...」みたいなことにはならないのですが, それでもキャラクター達の関係性などなどの「作品中のコンテキスト」が理解できていないと, 面白さが半減するというか, 作品の世界に入っていけない, というのがあると思います.

「きんいろモザイク Pretty Days」では, 前半部分で「忍, 綾, 陽子の出会いと進学」というところにスポットを当てて, この「作品中のコンテキスト」について丁寧に描画しています. そのため, 「きんいろモザイク Pretty Days」ではじめて「きんいろモザイク」という作品に触れる人は, 作品を見ているだけで自然と「きんいろモザイクのコンテキスト」を理解していけますし, 既に「きんいろモザイク」という作品に触れている人たちにとっては, 原作(漫画)では扱われていない細部まで描かれていて, 「なるほど...!」という気持ちになります.

「きんいろモザイク」という作品は, 例えばWikipediaだと

イギリスでホームステイを通じて友人となった日英両国の少女達が成長後、日本で再会して繰り広げる物語をコメディタッチで描く。

...という説明をされるのですが, 本当にこの説明さえ頭に入れて「きんいろモザイク Pretty Days」という作品を見に行けば, あとはなんとなく見ていたらわかる! という感じになるのではないでしょうか.

というわけで, 「きんいろモザイク Pretty Days」, 原作を見ている方はもちろん, 見ていない方も楽しめる作品だと思いますので, 皆さん今すぐ劇場に足を運びましょう!