7/18(日)
旅は2日目. とにかくぐっすり寝て元気回復. この日の予定としては, 朝からバスで阿寒湖へ向かう... 予定だったのだが, 昨日ホルモンを食べそこねた(?)こともあって, 阿寒湖へは夕方のバスで向かう予定に切り替えた. 狙いのお店の開店時間までは少し時間があるので, まず最初は北網圏北見文化センターへ足を運ぶことにした.


野付牛公園入口でバスを降り, 野付牛公園を横切って北網圏北見文化センターへ. ここは科学館, 美術館, 博物館を兼ねた施設で, 特別展を見なければ660円で楽しめる. 特に博物館は, 北見の歴史がまとまっており大変見どころが多かった. 常紋トンネルの「タコ部屋労働」や, 既に廃線となった北海道ちほく高原鉄道に関する展示もあった.
この日も余りにも暑かったため, バスが来るまで併設の喫茶スペースで休憩. アイスを頂く. とにかく水と冷たいものが欲しくなる, そんな暑さに包まれている.
...で, 予定通りバスで北見駅へ向かったものの, ここでガバムーブ発動. 今日は日曜日で, 狙いの店は休日はランチ営業をしていない事が発覚. このままではホルモンにありつけない...! と慌ててGoogle先生にお伺いをたてたところ, 郊外の系列店ならばランチ営業を行っていることが判明. バス代が余計にかかるが背に腹は代えられない, 行くぞ!!!
...というわけでやってきたのは「ホルモン焼肉まるしょう」.
そもそも北見は北海道の中でも人口比で焼肉店が一番多い都市らしく, 2月には「厳寒の焼き肉まつり」が行われている程に焼肉が人気だと言う. 今回は, 北見で好まれているホルモンのセット, そしてもちろん(?)ビールをを頼んだ.


これで約1500円なので大満足. 当初は(昨晩気づけば夕食を食べないまま眠ってしまったので)もう少し肉を足そうか... と考えていたのだけれど, 実際食べてみるとこの程度で丁度腹八分目になった. 肉とキンキンに冷えたビールが最高!!!!!! ああ〜たまらないぜ.
再び北見駅へ戻り, 駅近くのモスバーガーで時間を調整して, 15時のバスで阿寒湖へと向かう. 阿寒湖方面は高速道路がないので, 一般道を1時間半ほど延々と走り続けて, 阿寒湖バスセンターへと到着した. 今日はここで1泊する.
宿にチェックインし, 荷物を置いてから散策を開始する. この辺りは温泉街といった町並みで, 温泉宿や土産屋で賑わっている. 木彫りの像やアクセサリーを売っているお店が並んでいた.


また, アイヌの伝統や文化を紹介する「阿寒湖アイヌコタン」や, アイヌの伝統芸能を鑑賞できる「アイヌシアター イコロ」といった施設もあった.
そして阿寒湖. 阿寒湖と言えばマリモ, という印象が強いが, 他にもベニザケの陸封型であるヒメマスや, 冬のワカサギ釣りなどでも有名. 湖の東には雄阿寒岳が, 南東には雌阿寒岳が聳え立っていて, エゾマツやトドマツによる森に囲まれた, 自然豊かな場所であった.


湖沿いには, 遊覧船の港や遊歩道が整備されている. 遊覧船に乗ると, 湖に浮かぶチュウルイ島にあるマリモ展示観察センターを見学出来るようだが, 既に夕方のため観光船に乗ることはできなかった.
阿寒湖の湖畔から伸びる遊歩道, 「ボッケ遊歩道」の途中にある「弁慶の足湯」. かつて弁慶が足を休めたという伝説(マジで!?)がある足湯なのだが, とにかく暑くてびっくりした.
これが「ボッケ」. ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ場所」という意味で, 要するに泥と火山ガスが吹き出る泥火山のことを指す. 「ボッケ遊歩道」の最奥部まで足を運ぶと, ポコポコ... という音と共に, 泥とガスが吹き出して来る様子を眺めることができる.


阿寒湖を望む. 丁度よい時間で, 人も少なかったため, 30分ほど日が沈む様子を眺めていた. 湖の波の音, 木々のざわめき, そして時折鳥の鳴き声... 雄大な自然に包まれた一時だった.
ほぼほぼ日も沈んだので, 宿に戻ろう. 今回は万が一夕食難民になってしまった場合, 確実に詰むので, 夕食付きのプランを頼んでみたのだった(前述のように, 結構たくさんコンビニがあるので, この心配は完全な杞憂だった).


というわけで夕食. ご飯, 味噌汁, 漬物にザンギと野菜, 煮付け, スープカレー.
そして刺身に天ぷら. 一番左の刺身はヒメマスで, 天ぷらの手前はワカサギと, 阿寒湖らしい食材も楽しむことができた.
食事後, 再び阿寒湖を眺めに行く. 日が沈み, だんだんと暗くなる阿寒湖を眺めながら1日を振り返る. やがて辺りは真っ暗になり, ふと空を見上げると星空が広がっていた. この辺りはホテルなどもあって比較的明るいが, それでも東京よりは星がたくさん見えたような気がした.
...これにて2日目は終了. 明日は移動, 移動, 移動の1日になる予定なので, しっかり休みたい... が, なんと宿には冷房が扇風機しかないことが判明. 夜になって日が沈み, 過ごしやすくなったとはいえこの暑い夜, 過熱した室温はついに危険な領域へと突入する... 果たして無事に眠ることは出来るのか!?